TVer広告とは|仕組み・ターゲティング方法、広告料金など解説
TVerに広告を出したいと考えていらっしゃる方は多いと思いますが、「どのような仕組みなのか」「広告料金はいくらかかるのか」など疑問も多いのではないでしょうか。
また、TVer広告は「視聴完了率が高い」特徴があるため、企業の認知拡大やブランディングに効果的ですが、「審査が厳しい」「ターゲティング方法」などいくつかの注意点があります。
今回は、数多くの企業様の動画広告を手掛けてきた埼玉の総合広告代理店、株式会社サムライが以下の項目をわかりやすく紹介します。
目次
TVer広告とは
TVerとは民法のテレビ番組を見逃した場合に視聴できる動画配信サービスです。
民法の公式サービスとして、地上波で放送されているドラマ、アニメなど様々なジャンルのテレビ番組を無料で視聴できるため、幅広いユーザー数を抱えています。
そして、TVer広告とは、TVerに配信できる動画広告のことを指します。
TVer広告のメリット
TVer広告には、以下のようなメリットがあります。
- 広告動画の完全視聴率が高い
- 幅広いユーザーに訴求できる
- 詳細なターゲティングが可能
- 動画コンテンツが良質
広告動画の完全視聴率が高い
TVer広告の完全視聴率は95%以上の圧倒的な数字になっています。
「どうしても見たい番組がある」ユーザーの利用割合が多いため、広告についても違和感なく受け入れられる傾向があります。
幅広いユーザーに訴求できる
TVerは、日本全国で10代~60代の多くの世代が利用しているため、幅広いユーザーに訴求できることがメリットです。
また、TVerをコネクテッドテレビで視聴する人が増加傾向にあり、今後、複数人で視聴する機会が増えることが予想されますので、テレビCMに近いブランディング効果を得ることにも期待できます。
テレビCMの効果については、以下の記事でくわしく紹介していますのでぜひごらんください。
>テレビCMは効果がない?|メリット・デメリットや効果測定の方法、成功事例など紹介
詳細なターゲティングが可能
ターゲティングとは、コンテンツ、ユーザーなどの情報を解析し適切な広告を配信することを指します。
広告の効果を最大限に上げるためにはターゲティングが重要ですが、TVer広告は以下のようなデータから詳細なターゲティングを行うことが可能です。
- 性別・年齢などの基本データ
- コンテンツのジャンル
- アンケートから取得した興味関心データ
- 外部データ
動画コンテンツが良質
TVerは、セーフティ基準を満たした動画コンテンツのみが配信され、権利処理がされていない違法動画は配信されません。
良質な動画コンテンツを提供しているため、ユーザーに安心感を与えます。
TVer広告のデメリット
TVer広告のデメリットは、以下のとおりです。
- 審査が厳しい
- ユーザーにネガティブな印象を与えることもある
審査が厳しい
TVer広告を出稿する際には、「業態考査」と「素材考査」が実施されます。
具体的には、企業の信頼性、広告の内容などが厳密に審査されることに注意しましょう。
ユーザーにネガティブな印象を与えることもある
TVer広告は、他の媒体と比べ広告が受け入れられやすい特徴がありますが、広告がスキップできないため「しつこい」「不快」などの印象を視聴者に与えることがあります。
以下の記事では、YouTube広告の仕組みについてくわしく紹介しています。
>YouTube広告の仕組み|種類・課金方法、メリット・デメリットなど紹介
埼玉を中心とする関東エリアで、TVer広告を検討中の方は株式会社サムライにお問い合わせください。
プランニングからデザイン制作・撮影・納品までワンストップで提案いたします。
TVer広告の仕組み
「TVer広告を出稿したいけれど、仕組みがわからない」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、TVer広告の仕組みについてくわしく解説します。
広告の種類
TVer広告の種類は、大きく分けて「純広告」と「PMP広告」があります。
- 純広告:広告放映枠あたりの単価が決まっている
- PMP広告:広告表示1,000回あたりの単価が決まっている
また、動画広告の長さは、6秒、15秒、30秒、60秒のいずれかになり、広告配信枠は冒頭、途中、最後のいずれかのタイミングになります。
課金方法
TVer広告の課金方法は、以下の2パターンがあります。
CPM課金 | CPCV課金 | |
---|---|---|
課金方式 | 固定単価・オークション | オークション |
課金の時期 | 広告が1,000回表示 (固定単価の場合) |
完全視聴時 |
CPM課金は、単価をあらかじめ設定できるので予算内でコストをコントロールできるのがメリットです。
一方で、CPCV課金は最後まで動画広告を視聴してもらうことを目的としているため、ブランディングに有効な課金方法です。
以下の記事では、ブランディングについてくわしく紹介していますので、ぜひごらんください。
>「ブランディング」の意味・確立したブランディングの使い方を簡単解説|ブランディングを図る手順
配信先
TVer広告の配信先は、以下のとおりです。
- TVer
- 民法テレビ局のサービス(TBSFREE、日テレ無料DATE!など)
- シンジケーションサイト(GYAO!、ニコニコチャンネルなど)
TVerだけではなく、各放送局のサービスにも動画広告を配信できるのが特徴的です。
TVer広告にかかる料金
CPM課金方式(広告表示1,000回あたりの単価)が約4~20円程度が費用の目安です。
概ね数十万円から出稿が可能であることを考えると、テレビCMに比べ費用がかからないことが魅力的です。
ただし、TVer広告は広告内容・ターゲティングなどにより費用が異なりますので、TVerへ見積もりを依頼しないと詳細な見積もりはわからないことに注意しましょう。
基本的には、以下のようなスケジュールで、出稿を進めていきます。
- TVer広告へ問い合わせ
- TVerの担当者と打ち合わせ
- 見積もりをもらう
- 業務考査
- 発注
- 素材考査
- 配信開始
- レポート提出
TVer広告の効果を最大限に上げるポイント
以下のポイントを意識することで効果的なTVer広告になります。
- 動画のクオリティを高める
- 最初からターゲットを絞りすぎない
- 計画的なスケジューリングを行う
動画のクオリティを高める
YouTube広告では、「最初の3秒以内でインパクトを残すこと」を意識して動画を作成するのが一般的ですが、TVer広告はしっかりと尺を使ってメッセージを伝えられます。
ただし、視聴者を飽きさせないようにオープニングでインパクトを与えることが大切です。
その他、以下のようなポイントを意識すると、効果的な動画になります。
- ストーリ性のある動画にする
- 目的とターゲットを明確にする
- テロップや効果音を使う
特に、「認知拡大」「購買促進」など広告の目的を明確に定めることで効果的な動画広告になります。
例えば、以下の事例は大学の認知度アップを目的とした15秒の動画広告です。
【大学の認知度アップを目的として制作した動画】
株式会社サムライには、他にもテレビCM、YouTube広告などの動画広告の制作事例がたくさんあります。ぜひ、ごらんください。
〈制作実績〉
最初からターゲットを絞りすぎない
TVer広告は、詳細なターゲティングが可能ですが、最初からターゲットを絞りすぎると広告の表示回数自体が減ってしまう可能性があります。
最初はターゲットを広く設定し、徐々にターゲットを絞っていくことをおすすめします。
計画的なスケジューリングを行う
TVer広告の出稿の流れは、TVer広告にかかる料金で紹介しましたが、「業態考査」「素材考査」など厳格な審査があります。
問い合わせから配信までは概ね20営業日ほどかかりますので、余裕をもったスケジューリングをしましょう。
株式会社サムライは、TVer広告を含めさまざまな広告を提案できる総合広告代理店です。
埼玉を中心とする関東エリアでTVer広告を検討中の方は、ぜひお問い合わせください。
まとめ
今回は、TVer広告について「仕組み」や「メリット・デメリット」などを紹介しました。
TVer広告は、ユーザー数も伸びていますし、テレビCMと比べると安価な費用で出稿できるため、費用対効果の高い広告です。
「完全視聴率の高さ」や「詳細なターゲティングが可能」など他の媒体にはない特徴もあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
今回紹介した情報がTVer広告を検討中の方の参考になれば幸いです。